マタイによる福音書

聖書通読 マタイによる福音書

新共同訳聖書に沿っています。

1章

  • 1~18節:いきなりカタカナの人名の羅列ですが、ざっと読み流しましょう。マリア以外に何人の女性が出てくるでしょうか。
  • 18~25節:クリスマスでよく読まれる箇所です。「インマヌエル」という言葉が重要です。どういう意味でしょうか。

2章

  • 1~12節:これもクリスマスでよく読まれる有名な箇所です。「占星術の学者」は「博士(はかせ)」と言われることもあります。3人とは書かれていませんが、伝統的に3人と言われています。
  • 18~23節:「・・・実現するためであった」「こうして・・・実現した」という表現が続きます。

3章

  • 1~12節:洗礼者ヨハネという人が出て来ます。
  • 13~17節:イエスが洗礼を受けます。

4章

  • 1~11節:イエスが悪魔から誘惑を受けます。悪魔が空腹のイエスに「石をパンに変えてみよ」と誘惑したのに対し、「人はパンのみにて生くる者にあらず・・・」と答えたことは有名です。旧約聖書の申命記8:3に基づいている言葉です。
  • 12~25節:イエスが活動を始めたのはガリラヤ地方です。シモン・ペトロとアンデレの兄弟が弟子になります。彼らの職業は何だったでしょうか。

5~7章

  • 5章~7章の終わりまでは、「山上の説教」と呼ばれる箇所です。かつては「山上の垂訓」と言われました。
  • 5章1~12節:何回「幸いである」と言われているでしょうか。
  • あなたの好きな言葉を見つけてください。また、ショックな言葉はありますか?
  • 「だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬も向けなさい」はどこにあるでしょうか。
  • 他にも知っている有名な言葉があるでしょうか?
  • 5章44節:「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」も重要です。
  • 6章9~13節:「主の祈り」の元の箇所です。
  • 「豚に真珠」ということわざの元になった箇所はどこでしょうか。
  • 7章12節は「黄金律」(ゴールデン・ルール)と呼ばれることもある言葉です。
  • この範囲の締めくくりは、7章28節の「これらの言葉を語り終えられると・・・」です。

8~9章

  • 病気を癒す出来事と嵐を静めたという、奇跡の記事が続きます。これによって、イエスが権威ある力を持ったメシアであることが示されています。
  • あなたにとって、どの癒しの出来事が一番印象的でしょうか?

10章

  • 12人の弟子を選んで、派遣します。「使徒」とも呼ばれています。単に「12人」と言うだけで、この弟子たちを指します。
  • イエスが語られた言葉がいくつか続きます。
  • 10章16節「蛇のように賢く、鳩のように素直に」も良く知られています。
  • 11章1節の「イエスは・・・指図を与え終わると」という言葉が、この範囲の締めくくりの言葉です。

11~12章

  • いくつかの出来事の記述が続きます。
  • 11章2~19節は、3章に出て来た洗礼者ヨハネの話です。
  • 11章28節「疲れた者、重荷を負う者は・・・」の1節は、大変よく知られています。
  • 律法(りっぽう)という教えを厳格に守るファリサイ派や律法学者は、イエスに対する反感を次第に強め(9:3、9:34、12:2)、ついに、イエスを殺害しようと企てることになります(12:14)。

13章

  • たとえ話がいくつも出て来ます。どれも「天の国」のたとえです。「天の国」は他の福音書の「神の国」と同じです。全部でいくつのたとえがあるでしょうか?
  • 13章53節「これらのたとえを語り終えると」が11~13章の締めくくりの言葉です。

14~15章

  • 14章1~12節は、3章、11章に出て来た洗礼者ヨハネが殺される顛末です。ヘロディアの娘はサロメと言いますが、聖書には記されていません。
  • 14章13~21節の「5つのパンと2匹のさかな」の奇跡の記事は、15章32~39節の奇跡の記事と似通っています。
  • 主イエスが湖の上を歩く奇跡では、「信仰の薄い者よ」との言葉が印象的です。
  • 15章21~28節の、カナンの女がまるで主イエスを説き伏せたかのような問答は、良く知られています。

16~17章

  • 16章13~20節、この中でも16節のペトロの言葉はペトロの信仰告白です。それに対する18節の主イエスの言葉「この岩の上にわたしの教会を建てる」は大切です。イエスを生ける神の子と信仰を告白するところに教会があります。この箇所はマタイによる福音書の中でとても重要です。
  • 16章21節は、主イエスが御自分の死と復活を弟子たちに初めてはっきりと予告された箇所です。この後2回出て来ますが、どこでしょうか。全部で3回の「死と復活予告」です。
  • 17章1~13節:主イエスの姿が変わったという出来事です。どのように変わったでしょうか。この記事は「山上の変貌」と言われています。
  • 16~17章は全体として、マタイによる福音書の中心部分になっています。

18章

  • 18章は主イエスの言葉がまとめられています。19章1節の「イエスはこれらの言葉を語り終えると」が締めくくりの言葉です。
  • 18章20節の言葉はよく好まれています。
  • 18章21~35節のたとえ話はマタイによる福音書だけに出て来ます。1万タラントンの借金(24節)とは、どのくらいでしょうか。1タラントン=6000デナリオンだそうです。1デナリオンは普通の労働者の1日分の給料でした(20章2節参照)。ということは、1タラントンは6000日分(16~17年分)の給料。ということは、1万タラントンはその1万倍だから、・・・!

19~20章

  • この範囲には、主イエスのいろいろな人たちとの問答・対話やいやしの出来事などの活動がまとめられています。
  • 19章6節の言葉は結婚式でよく語られます(マルコによる福音書にも出て来ます)。
  • 20章1~16節の「ぶどう園の労働者」のたとえは不思議な話です。
  • 20章28節:「人の子」とは主イエスのこと。「多くの人」とは「すべての人」という意味。主イエスは何のために世に来られたのでしょうか。

21~22章

  • 21章で、主イエスはエルサレムの町に入っていきます。城壁で囲まれた都市でしたので「エルサレム入城」と言います。いよいよ裁判、そして十字架刑へと向かいます。
  • 21章8節で人々は木の枝を道に敷いて、主イエスを迎えました。ヨハネによる福音書12章13節では「なつめやしの枝を持って迎えに出た」とあるので、人々が道に強いたのもなつめやしの木と考えられています。シュロ科の植物ということで「しゅろ」と言われることもあります。
  • 21章12節や19節は、主イエスの穏やかではない行動(?)でよく知られています。
  • 21章28~32節で、結局、父の言う通りにしたのは兄でしょうか、弟でしょうか。
  • 22章21節「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」は有名な言葉です。
  • 22章34~40節で、旧約聖書全体の教えがたった二つの文に要約されています。何と何でしょうか。

23~25章

  • 23章から25章まで、主イエスが群衆と弟子たちに、あるいは、弟子たちに語られた言葉が続きます。この範囲の締めくくりとなる言葉は26章1節の「イエスはこれらの言葉をすべて語り終えると」です。
  • 23章は律法学者とファリサイ派の人々への批判が書き連ねられています。彼らが現行不一致だったというだけでなく、人に仕えることをせず、自分を誇っていたことが問題とされています。
  • 24~25章は、「世の終わり」の時の話です。そのときには「産みの苦しみ」があるが、最後まで耐え忍ぶようにという教え、イエスが来ること、その時がいつか誰にもわからないこと、だから目を覚ましてその時に備えているようにといったことが語られています。

26~27章

  • 裏切り、逮捕、裁判、死刑判決、十字架刑、死、埋葬と続きます。
  • 26章6~13節:一人の女は、何を、イエスのどこに注ぎかけたでしょうか。
  • 26章14~16節:ユダがイエスを売り渡すのに、何を何枚、支払われたでしょうか。
  • 26章17~30節は「主の晩餐」と言われています。ここからレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が描かれましたが、最後ではなく、ここからキリスト教会で行われる聖餐が始まりました。
  • 26章57~68節は、大祭司カイアファによる裁判です。
  • 27章11~26節は、総督ピラトによる裁判です。
  • 主イエスの代わりに釈放された囚人はだれでしょうか。
  • 主イエスの十字架を無理に担がされたのはだれでしょうか。
  • 主イエスが十字架上で叫ばれた言葉「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」はどういう意味でしょうか。
  • 主イエスの遺体を自分の新しい墓に葬ったのはだれでしょうか。

28章

  • 主イエスの復活の記事です。
  • 復活の主イエスに最初にお会いしたのは、婦人たちです(28章9節)。
  • マタイによる福音書の最後の言葉、19節、20節の言葉は重要です。
  • 20節の「いつもあなたがたと共にいる」という主イエスの言葉は、主イエスが誕生したときの「神は我々と共におられる」という言葉(1章23節)とつながっています。